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2024年6月12日 | FXGT.com
需要見通しの修正と在庫減少で原油価格が上昇
- 前向きな需要予測を受けて原油価格は上昇：原油価格は、米国エネルギー情報局（EIA）やOPECが発表した世界的な需要見通しが明るいものであったことに加え、米国の原油在庫が予想を上回る減少を示した業界データに支えられ、水曜日も続伸した。
- EIAとOPECの需要予測：EIAは、2024年の世界石油需要増加見通しを一日あたり110万バレルとし、前回予想の90万バレルから上方修正した。OPECは、2024年の世界石油需要について、下半期に旅行や観光客が増加するとの予想に後押しされ、堅調な伸びを示すとの見通しを維持した。
- OPECの減産に対する市場の反応：先週月曜日、OPECとその同盟国が10月から段階的に減産を行うと発表したことを受け、価格は4％下落した。しかし、OPECが需要の増加を予測していることから、特に中国をはじめとする新興国の需要がけん引し、市場は段階的な減産を容易に吸収できるだろう。
- 米国の原油在庫：米国石油協会（API）によると、6月7日に終わる週の米国の原油在庫は242.8万バレル減少した。この減少幅は、予想されていた175万バレルの減少よりも大きかった。EIAの公式データは本日中に発表される予定。
- 今後の経済データ：投資家は、本日発表される米消費者物価指数（CPI）と米連邦準備制度理事会（FRB）の政策発表を待っている。FRBがハト派的な姿勢を示せば、経済成長を刺激し、需要を押し上げることで原油価格を下支えする可能性がある。しかし、世界経済の減速に対する長期的な懸念は、依然として潜在的な弱気要因となっている。
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