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「オプション取引の仕組みを知りたい」「オプション取引って儲かるのは本当?」といった疑問を持っていませんか?
オプション取引をして、短期間で資産を数百倍に増やせた人がある一方で、大きな損失を被った人もいます。なぜ、大きな利益や損失が発生するか気になる人もいるのではないでしょうか?
本記事では、オプション取引の種類ややり方を図解付きで解説します。オプション取引に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
オプション取引とは、特定の資産を満期日に、あらかじめ定められた価格で売買する権利を取引する金融契約です。
オプション取引には、主にコールオプションとプットオプションの二つのタイプがあります。
まずコールオプションは、購入者に特定の資産を満期日時点で、指定の価格(ストライク価格)で購入する権利を与える方法です。
資産が満期日までに指定の価格(ストライク価格)を超えた場合は、得られる利益が増えます。
オプション取引の仕組み(コールオプションの買い)を図解にすると以下の通りです。
一方、プットオプションは、購入者に特定の資産を満期日時点で、指定の価格(ストライク価格)で売却する権利を与える方法です。
資産が満期日までに指定の価格(ストライク価格)を下回れば利益を得ることができます。
オプション取引と先物取引との違い
オプション取引と似ている投資手法に先物取引があります。
両者の特徴について比較してみました。
オプション取引 | 先物取引 | |
契約の性質 | 権利を売買する | 約束を売買する |
リスク | ・買い手の損失はプレミアムに限定
・売り手の損失は無限大になることがある |
相場が予想と逆方向に動くと証拠金が不足することがある |
証拠金 | 売り手のみ必要 | 必要 |
オプション取引の場合、オプションの買い手は、権利を行使するかどうかを選択できるため、損失は支払ったプレミアムに限定されます。
売り手は買い手が権利を行使した場合にその義務を果たさなければならず、損失が無限大になる可能性があるので注意が必要です。
一方、先物取引は、将来の特定の日にあらかじめ決められた価格で商品や資産を売買することを約束する取引です。契約が成立後に期日が到来すると必ずその契約に従って取引が行われます。
先物取引をする際は、担保となる証拠金を用意する必要がありますが、少ない資金で大きな額の取引ができるレバレッジ取引が可能です。
オプション取引では、コールオプションもプットオプションは買いだけでなく売りも可能で、損失と利益についてまとめると、以下の表の通りです。
種類 | 利益 | 損失 |
コールオプションの買い | 無限大 | プレミアムに限定 |
コールオプションの売り | プレミアムに限定 | 無限大 |
プットオプションの買い | 無限大 | プレミアムに限定 |
プットオプションの売り | プレミアムに限定 | 無限大 |
ここからは、それぞれの取引方法の種類を図解で解説します。
1.コールオプションの買い
コールオプションの買いとは、資産を権利行使価格で買う権利を購入することです。
コールオプションの買いは、原資産価格(オプションの価格)が上昇したら利益を得られる方法です。
以下は原資産価格(オプションの価格)が40,000円の日経平均株価のコールオプションを買った場合の損益と価格の関係になります。
買い手は最初にプレミアムを支払い、満期日になると、権利行使価格で購入できます。日経平均株価の原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格とプレミアムの合計を足した金額を超えれば利益を得ることが可能です。そして、原資産価格(オプションの価格)が上昇するほど、得られる利益は増えます。
一方で、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を下回った場合は権利を放棄して市場価格で購入することになります。この場合に発生する損失は、最初に支払ったプレミアムのみです。
2.コールオプションの売り
コールオプションの売りとは、資産をあらかじめ決められた価格で買う権利を他社に提供する方法です。
コールオプションの売りは、原資産価格(オプションの価格)が下落または横ばいになった場合に利益を得られます。
以下は原資産価格(オプションの価格)が40,000円の日経平均株価のコールオプションを売った場合の損益と価格の関係です。
売り手は最初にプレミアムを受け取ることができ、満期日に権利行使が行われた場合は、買い手に引き渡す必要があります。
満期日に、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を下回った場合は、そのまま買い手に引き渡し、事前に受け取ったプレミアムが利益となります。
一方で、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を上回った場合は、損失が発生するので注意が必要です。
コールオプションの買いとは異なり、日経平均株価が大きく下落するほど、損失が増えていきます。
3.プットオプションの買い
プットオプションの買いとは、資産を権利行使価格で売る権利を購入することです。
プットオプションの買いは、原資産価格(オプションの価格)が下落したら利益を得られます。
以下は原資産価格(オプションの価格)が40,000円の日経平均株価のプットオプションを買った場合の損益と価格の関係です。
買い手は最初にプレミアムを支払い、満期日になると、権利行使価格で売却できます。日経平均株価の原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を下回れば利益を得ることが可能です。そして、原資産価格(オプションの価格)が下落するほど、得られる利益は増えます。
一方で、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を上回った場合は権利を放棄して市場価格で売却することになります。この場合に発生する損失は、最初に支払ったプレミアムのみです。
4.プットオプションの売り
プットオプションの売りとは、資産を権利行使価格で売る権利を売却することです。
プットオプションの売りは、原資産価格(オプションの価格)が上昇あるいは横ばいになったら利益を得られます。
以下は原資産価格(オプションの価格)が40,000円の日経平均株価のプットオプションを売った場合の損益と価格の関係です。
売り手は最初にプレミアムを受け取ります。
満期日に、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を上回ったか横ばいの場合は、そのまま買い手に引き渡し、事前に受け取ったプレミアムが利益となります。
一方で、原資産価格(オプションの価格)が権利行使価格を下回った場合は、損失が発生するので注意が必要です。
プットオプションの買いとは異なり、日経平均株価が大きく下落するほど、損失が増えていきます。
オプション取引のメリットは、3つあります。
それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。
1.レバレッジをかけられる
1つ目はレバレッジをかけられることです。
オプション取引では、オプションプレミアム(オプションの購入価格)を支払うことで、ポジションを持つことが可能です。
一般的に、10倍以上のレバレッジで取引が可能なため、多くの資金を用意する必要がありません。さらに、大きいポジションを保有できるので、現物取引よりも多くのリターンを狙えるでしょう。
2.短期間で大きなリターンを得られることもある
2つ目は短期間で大きなリターンを得られることもある点です。
一般的にオプション取引の満期日は数か月先に設定されます。加えて、満期日となる限月のの第2金曜日(SQ決済日)の前営業日まで購入することが可能です。
よって、稀に数日から1か月で資産を何百倍にできることもあるのです。
例えば、2015年のチャイナショックでは、日経225のプットの買いはわずか5日間で最大41倍になりました。
また、2020年2月〜3月に発生したコロナショックにおいて、日経225オプション取引でプットの買いが700倍以上になった事例もあります。
このように相場が多くの投資家の考えとは逆に大きく動いた場合、短期間で資産を数百倍にすることも不可能ではありません。
3.買いなら損失は限定的
3つ目は買いなら損失は限定的であることです。
オプション取引について借金を背負うほど大きな損失を被る印象を持っている人は少なくないでしょう。
しかし、コールの買いやプットの買いであれば、オプションプレミアムとして支払った金額以上の損失は発生しません。
損失が限定されることで、投資家は安心してオプション取引ができます。
オプション取引は、現物で株式を購入するよりもリスクが高い取引方法です。
ここからは、オプション取引のリスクや注意点を解説します。
オプション取引を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
1.急激に価格が変動することがある
1つ目は急激に価格が変動することがあることです。
相場が不安定な場合、原資産の価格変動が大きくなります。特に予想とは反対方向に相場が大きく動いた場合、短期間で証拠金の大部分や全額を失うこともあるので注意しましょう。
2.満期日が近づくにつれて価値が減少する
2つ目は満期日が近づくにつれて価値が減少することです。
なぜなら、オプション取引では、価格を「本質的価値」と「時間的価値」に分けているた めです。
本質的価値 | オプションがその時点で持っている実際の価 |
時間的価値 | 残存期間に対する期待を反映した価値 |
満期日が近づくと、時間的価値が急速に減少する「タイムディケイ」と呼ばれる現象が発生します。
例えば、満期日まで期間があるオプションと満期日まで残り1か月を切っているオプションでは、同じ原資産価格(オプションの価格)でも時間的価値の減少量が大きく異なります。
したがって、コールオプションの買いを保有している状態で原資産価格(オプションの価格)が上昇しても、満期日までに権利行使価格に到達する見込みが少ない場合、ほとんど価値が上がりません。
また原資産価格(オプションの価格)が下落すれば、さらに価値が下がっていくでしょう。
なるべく満期日まで時間があるオプションを購入したほうが、原資産価格(オプションの価格)の時間的価値の減少を抑えられます。
3.売りは損失が無限大になるリスクがある
3つ目は売りは損失が無限大になるリスクがあることです。
オプションの売り手は、市場価格が予想とは反対の方向に動いた場合、損失が無限大になる可能性があります。
なぜなら、売り手は必ず行使価格で買わなければならないため、証拠金を超える損失が発生すれば、追証を請求されるからです。
期日までに不足金額を用意できなかった場合、自動的にポジションが決済されて大きな損失を被ることになるので注意が必要です。
ここからはオプション取引に関する疑問に回答しました。ぜひ、参考にしてください。
1.オプション取引で地獄を見ることがある理由はなぜですか?
オプション取引では少ない資金で大きなポジションを持つことができます。さらに、コールオプションとプットオプションの売りを購入して、想定と逆方向に動いた場合、理論上発生する損失は無限大です。口座の資金を超えるほどの損失が発生すると多額の追証を請求されるので注意しましょう。
2.オプション取引で億り人になるくらい儲かるのはどのような例ですか?
オプション取引で大きく儲かる可能性があるのはプットオプションの買いです。例えば、日経平均株価で権利行使価格の安いプットを買った後に、日経平均株価が暴落した場合、数十倍以上のリターンを得ることができます。暴落で儲ける場合、できる限り権利行使価格が安いオプションを購入したほうが原資産価格(オプションの価格)は大きく上昇します。
3.オプション取引のやり方はどのような手順ですか?
オプション取引をする場合、証券会社の口座を開設します。購入する投資対象、権利行使価格、満期日、コールorプット、買いor売りを選択します。オプションを購入した後は、満期日まで保有するだけでなく途中で売却することも可能です。
4.オプション取引で負けないためのポイントはありますか?
オプション取引で負けないためには、1度の投資で全資金を投入しないことが重要です。また、コールオプション、プットオプションのどちらも売りの場合は、損失が無限大となるため、おすすめできません。上昇ならコールオプションの買い、下落ならプットオプションの買いをおすすめします。
5.オプション取引で生活する方法はありますか?
十分な資金があれば、オプション取引で生活することもできます。ただし、オプション取引は、FXや株取引よりもリスク性が高いので注意しましょう。
オプション取引はリスクが高い金融商品のため、上級者向けです。リーマンショックやコロナショックのような短期間で暴落する直前に、プットオプションを買えば、資産を数百倍にできる可能性があります。
一方で、オプションを売った場合、想定と逆方向に動くと口座の資金を超える損失を被ることがあるので注意が必要です。
そのため、初心者はオプション取引よりもリスクをコントロールしやすい株取引やFX取引をしましょう。
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