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8月26〜30日の週は、世界の主要市場でインパクトの大きい経済イベントが目白押しである。これらのイベントには、GDP、消費者信頼感、原油在庫、製造業活動などの指標をカバーする、ドイツ、米国、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、中国からの主要データの発表が含まれる。これらの報告書は、これらの地域の経済の健全性と将来の見通しに関する貴重な洞察を提供し、市場のセンチメントと財務上の意思決定に影響を与えることが期待される。
月曜日 11:30 (GMT+3) – ドイツ:Ifo景況感(EUR)
月曜日 15:30 (GMT+3) – 米国:中核耐久財受注(前月比)(USD)
火曜日 09:00 (GMT+3) – ドイツ:GDP(前期比)(EUR)
火曜日 17:00 (GMT+3) – 米国:CB消費者信頼感指数(USD)
水曜日 17:30 (GMT+3) – 米国:EIA原油在庫変動(USD)
木曜日 15:30 (GMT+3) – 米国:GDP(前期比)(USD)
木曜日 15:30 (GMT+3) – 米国:失業保険申請件数(USD)
金曜日 2:50 (GMT+3) – 日本:小売売上高(前月比)(JPY)
木曜日 4:30 (GMT + 3) – オーストラリア:小売売上高(前月比)(AUD)
金曜日 09:45 (GMT+3) – フランス:GDP(前期比)(EUR)
金曜日 15:30 (GMT+3) – カナダ:GDP(前月比)(CAD)
金曜日 16:30 (GMT+3) – 米国:コアPCE価格指数(前月比)(USD)
土曜日 4:00 (GMT+3) – 中国:製造業PMI(CNY)
11:30 – ドイツ:Ifo景況感(EUR)
Ifo景況感は、製造業、サービス業、貿易業、建設業に従事する企業からの毎月の回答約9,000件に基づいている。企業は現状に対する満足度を低下させ、将来に対する懐疑的な見方を強めている。落ち込みが最も顕著だったのは製造業で、受注残と稼働率が低下し、サービス業、貿易業、建設業も見通しの悪化を示した。ドイツの全体的な経済環境は依然として厳しく、複数のセクターで不確実性が高まっている。
2024年7月、ドイツのIfo景況感指数は87.0ポイントに低下し、6月の88.6ポイントからの低下となり、景況感の大幅な落ち込みを反映している。
アナリストは、次回の調査は85.4と悲観的な評価を予測している。
15:30 – 米国:耐久財受注(前月比)(USD)
6月の米国における製造耐久財(消耗が早くなく、通常3年以上の寿命を持つ品目)の新規受注は6.6%減少し、4か月連続
の増加に終止符を打った。減少の主因は輸送用機器の大幅な落ち込みで、20.5%の減少となった。輸送機器を除いた新規受注は0.5%増加したが、防衛機器を除いた新規受注は7.0%減少した。
アナリストは、全体ではさらに2.0%の減少、輸送品目(すなわち耐久消費財)を除いた場合は0.2%の増加を予測している。
17:00- 米国:CB消費者信頼感指数(USD)
2024年7月の消費者信頼感指数(現在のビジネスの状況や将来への期待に関する洞察を提供する)は100.3とわずかに上昇したが、現在の経済状況に対する懸念は根強い。消費者は物価や金利の上昇、潜在的な景気後退リスクに慎重である。
エコノミストは、8月の信頼感は104.2に上昇すると予想している。
17:30 – 米国:EIA原油在庫変動(USD)
2024年8月16日を最終日とする週、米国の原油精製設備投入量は日量1,670万バレルに増加した。原油輸入量は増加したが、商業用原油在庫は460万バレル減少し、5年平均を5%下回った。
アナリストは、原油在庫が200万バレル減少し、原油価格が上昇すると予想している。
15:30 – 米国:GDP(前期比)(USD)
2024年第2四半期の米国の実質GDP成長率は2.8%となり、第1四半期の1.4%から上昇した。個人所得の伸びは鈍化し、貯蓄率は3.5%に低下した。GDP物価指数は2.3%上昇し、インフレが緩やかになったことを示している。
エコノミスト予想は2.8%。
15:30 – 米国:失業保険申請件数(USD)
8月10日を最終日とする週の米新規失業保険申請件数は、前週の修正値から7,000件減の227,000件となった。
アナリストは、先週初めて失業保険を申請した人は23万4000人と予想している。
2:50 – 日本:小売売上高(前月比)(JPY)
日本の小売売上高は前月比0.6%増、6月は前年同月比3.7%増となった。
エコノミストは前月比0.1%の微増を予想している。
4:30 – オーストラリア:小売売上高(前月比)(AUD)
2024年6月のオーストラリアの小売売上高は前月比0.5%増、2023年6月比2.9%増となった。
アナリストは前月比0.1%の微増を予想している。
15:30 – カナダ:GDP(前月比)(CAD)
前四半期のカナダのGDPは0.2%増加し、特に製造業を中心とする財生産産業が0.4%増加した。小売業と卸売業は減少し、増加分をわずかに相殺した。
事前予想ではGDPは0.1%増を示唆している。
16:30 – 米国:コアPCE価格指数(前月比)(USD)
6月の米個人所得と可処分所得は共に0.2%の増加、個人消費支出(PCE)は0.3%の増加となった。主要インフレ指標であるPCE価格指数は0.1%の小幅上昇。
エコノミストは、次回の発表ではさらに0.1%上昇すると予想している。
4:00 – 中国:製造業PMI(CNY)
2024年6月の中国製造業PMIは49.4にとどまり、同部門の継続的な縮小を示した。大企業のPMIはわずかに低下したが、中堅・中小企業は小幅な上昇にとどまった。新規受注、輸出、雇用などの主要指数は中立の50を下回ったままであり、製造業における継続的な課題を示している。
エコノミストは、今度の発表では48.8にさらに低下すると予想している。
企業決算(8月26日~8月30日)
8月28日(水):HPQ(HP Inc.)
8月28日(水): NVDA(NVIDIA Corp.)
8月29日(木): NVDA (Gap Inc.)