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ノックアウトオプションは、あらかじめ設定されたノックアウト価格に達すると自動的にポジションが決済される注文方法ですが、FXとの違いが分からない人もいるでしょう。
また、どのような人におすすめの投資方法か分からない人もいるのではないでしょうか?
本記事では、ノックアウトオプションとFXの違い、おすすめする人・おすすめできない人について紹介します。
ノックアウトオプションの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
ノックアウトオプションは、あらかじめ設定されたノックアウト価格に達すると自動的にポジションが決済される注文方法です。
日本で初めて導入したIG証券のほかには、FOREX.comでも取引ができます。
ノックアウトオプションでは、取引開始時にトレーダーが、ノックアウト価格と呼ばれる損切りラインを決定します。
ポジション保有後に価格がノックアウト価格に到達した場合、自動的にポジションが決済されて、損失が確定します。
ただし、ノックアウト価格に到達していない場合、トレーダーが任意のタイミングで決済することも可能です。
一方、価格が想定通りに動いた場合、トレーダーは利益を得ることができます。さらに、価格が有利な方向に動き続ける限り、利益も増え続けるという特徴があります。
ノックアウトオプションは、損失を限定しつつ、大きな利益を狙える取引手法です。
ノックアウトオプションとFXでは、以下のような違いがあります。
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
1.損失の上限
1つ目は、損失の上限です。ノックアウトオプションは、FXとは異なり損失の上限が限定されます。
なぜなら、エントリー時にあらかじめ設定したノックアウト価格に到達したら、自動的にポジションが決済されるからです。
また、一度決めたノックアウト価格を後から変更することもできないため、通常のFX取引のように損切りの位置をずらして損失額が大きくなることもありません。
2.レバレッジの有無
2つ目は、レバレッジの有無です。
ノックアウトオプションには、レバレッジの仕組みがありません。FXのように証拠金を支払ってポジションを保有するのではなく、オプション料を支払って取引を行います。
ただし、少額のオプション料で大きい取引量のポジションを持つことができるので、実質的にレバレッジ効果があるといえるでしょう。
3.利用可能な注文方法
3つ目は、利用可能な注文方法です。
ノックアウトオプションでは、FX取引ほど自由に注文ができるわけではありません。
エントリー時は成行注文のみが可能となっており、指値注文や逆指値注文の設定はできないため、注意が必要です。
しかしながら、決済時については成行注文、指値注文、逆指値注文といった注文方法を利用できます。
4.取引コスト
4つ目は取引コストです。
ノックアウトオプションでは、FXよりも手数料の種類が多いため取引コストが大きくなる可能性があります。
以下は、FXとノックアウトオプションの手数料の違いです。
ノックアウトオプション | FX | |
スプレッド | FXより広がりやすい | 狭い |
スワップ | 必要 | 必要 |
オプション料 | 必要 | なし |
ノックアウトプレミアム | 必要 | なし |
ノックアウトアウトオプションでは、ポジションを保有する際にスプレッドだけでなく、オプション料の支払いが必要です。
加えて、保有中のポジションがノックアウト価格に到達した場合は、ノックアウトプレミアムもかかります。
ノックアウトオプションとFXでは、一部の手数料の仕組みが異なるため注意しましょう。
5.ポジション保有期間
5つ目は、ポジション保有期間です。
ノックアウトオプションを提供しているIG証券とFOREX.comでは、ポジション保有期間を1年までとしています。
つまり、FXのように一度保有したポジションを1年以上持つことはできません。
特にスワップトレードにより1年以上ポジションを保有したい人は、この点に注意する必要があります。
ノックアウトオプションは、以下のような人におすすめです。
損切りが苦手な人
少額から取引をしたい人
追証を避けたい人
それぞれ詳しく解説します。
1.損切りが苦手な人
ノックアウトオプションは損切りが苦手な人におすすめです。
ノックアウト価格に到達すると自動的にポジションが決済されるので、一般的なFX取引のように損切りを先伸ばしにしなくて済みます。
さらにノックアウト価格を移動させることもできないので、想定以上に含み損が膨らむことはありません。
エントリーの時点で最大損失額を確定できるため、損切りが苦手な人でも大きな損失を避けやすくなるでしょう。
2.少額から取引をしたい人
ノックアウトオプションは、少額から取引をしたい人におすすめです。
なぜなら、少額のオプション料で大きい取引量のポジションを保有できる仕組みだからです。
例えば、IG証券でドル円のポジションを保有する場合、1万通貨の取引でも1,000円前後からポジションを保有できます。(相場状況によって変わります。)
国内FX業者でドル円を1万通貨保有するのに必要な証拠金が58,000円(1ドル146円の場合)もかかることを考えると、ノックアウトオプションは少額から取引を始めやすい方法です。
3.スリッページを避けて取引したい人
ノックアウトオプションは、スリッページを避けて取引をしたい人におすすめです。
ノックアウトオプションでは、取引画面に表示された価格で即時に約定します。
決済時もエントリー時に決めたノックアウト価格で確実に決済されるため、急激な相場変動があってもスリッページが発生しません。
一般的なFX取引のように、損切りが遅れて追証を請求される可能性はないので、安心して取引ができるでしょう。
ノックアウトオプションは、以下のような人にはおすすめできません。
スキャルピングをしたい人
損切りを細かく設定したい人
指値や逆指値でエントリーをしたい人
取引プラットフォームの操作が苦手な人
自動売買をしたい人
順番に解説します。
1.スキャルピングをしたい人
ノックアウトオプションは、スキャルピングをしたい人にはおすすめできません。
なぜなら、ノックアウトオプションは、一般的なFX取引よりもスプレッドが広く設定されていることが多いためです。
例えば、IG証券ではドル円のスプレッドは0.5銭前後(変動)ですが、ノックアウトオプションでは1pips以上拡大することもあります。
したがって、スキャルピングのように繰り返し細かく利益を取る手法では、手数料が多く掛かりやすくなるので、利益があまり残らない可能性があります。
スキャルピングをしたい人は、一般的な裁量取引や自動売買で取引しましょう。
2.損切りを細かく設定したい人
ノックアウトオプションは、損切りを細かく設定したい人におすすめしません。
なぜなら、ノックアウト価格は一定の間隔でしか設定できないので、必ずしも望んでいる価格に損切りを置けない可能性があるからです。
例えば、ドル円の取引をする場合、ノックアウト価格を146円、146.1円、146.2円など0.1円刻みでしか設定できないようになっています。(2024年8月時点の情報です)
この場合、146.05や146.13のように、損切り水準を細かく設定はできません。
さらに、ノックアウト価格にかかったらノックアウトプレミアムも追加で支払う必要があるため、注意が必要です。
スキャルピングの取引とノックアウトオプションの相性は良くないでしょう。
3.指値や逆指値でエントリーをしたい人
ノックアウトオプションは、指値や逆指値でエントリーをしたい人にもおすすめしません。
なぜなら、エントリーをする際に指値注文や逆指値注文を活用できないため、以下のようなトレードができないからです。
指値注文の活用方法 | ・下落トレンド中に底値付近で買う
・押し目買いを狙って買う |
逆指値注文の活用方法 | ・レンジを上方向にブレイクしたら買う
・直近高値を上方向にブレイクしたら買う |
チャートを常に監視して成行注文で入る必要があります。つまり、トレーダーは望むエントリーしたい水準に価格が到達するまで、ずっと待たなければなりません。
仕事が忙しい昼間や就寝しなければならない深夜にエントリーのチャンスが来ても、逃す可能性が高くなるでしょう。
さらに、相場を常に監視しようとすると、精神的なストレスや疲労が蓄積して、トレードのパフォーマンスにも悪い影響を及ぼす可能性があります。
4.取引プラットフォームの操作が苦手な人
ノックアウトオプションは、取引プラットフォームの操作が苦手な人にはおすすめしません。
ノックアウトオプションと一般的なFX取引の取引プラットフォームでは、画面の見た目や操作が異なるためです。
特にFX未経験者は、操作に慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
また、一般的なFX取引のように、損切りを後で変更できないので、誤って操作をすると大きな損失を被る可能性があります。
5.自動売買をしたい人
ノックアウトオプションは自動売買ができないため、注意が必要です。普段仕事や家事などで忙しくてチャートを見る時間があまりない場合、利益確定のタイミングを逃す可能性があります。
加えて、成行注文でのエントリーしかできないため、自動売買のように仕事中や寝ている間もエントリーや決済を自動で行ってくれるわけではありません。
ノックアウトオプションは自動売買をしたい人には、難しいかもしれません。
ノックアウトオプションは、少額から大きい利益を狙うことができるので魅力を感じている人もいるでしょう。
しかし、ノックアウト価格を移動できない、取引コストが高いといった問題があるため、海外FXの利用をおすすめします。
海外FXなら高いレバレッジ、ゼロカットシステム、取引の元手として使えるボーナスなどのメリットがあります。
海外FXは、ノックアウトオプションよりも自由な取引がしやすいのでおすすめです。
FXGT.comはゼロカットシステム導入の海外FX業者です。加えて、5,000倍のレバレッジが適用されるため、少額から大きな利益を狙えるでしょう。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。