FXの代表的な決済方法の一つに「建値決済」があります。
建値決済を上手に活用することで、相場の急変による大きな含み損を避け、心理的な負担を軽減することが可能です。
そもそも建値とは何か疑問に思ったことはありませんか?
結論、FXの建値とはエントリー時の価格のことです。 エントリー時の価格で決済することを建値決済と言い、建値決済を活用すると、心理的なストレスを回避できるようになります。
この記事では、FXにおける建値の意味やメリット・デメリット、建値決済のやり方について詳しく解説していきます。
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FXの建値とは

FXの建値とは、エントリーしたときの価格のことです。下の画像では、点線の位置にある価格がすべて建値になります。

建値はFXでトレードを行う上で、決済価格や損切り価格を判断する一つの目安になります。
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FXの建値決済とは

FXの建値決済とは、エントリーしたときの価格で決済することで、以下の2つのパターンがあります。
含み損が発生している時の建値決済

建値決済の1つ目のパターンは含み損が発生している時の建値決済です。
これは、買いでエントリーし、現状価格が落ちているが、後でエントリーしたところに価格が戻ってきたときに建値決済されるということです。
含み益が発生している時の建値決済

建値決済の2つ目のパターンは含み益が発生しているときの建値決済です。含み益がなくなったとき、つまりエントリーしたところに価格が戻ってきたときに建値決済されるということです。
上の画像は、押し目でエントリーした後また同じ価格に戻って来たためポジションを手仕舞いしたパターンです。
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FXの建値決済のメリット(含み損が発生している時)

それでは、2つの建値決済のメリット・デメリットを解説していきます。まず、含み損が発生している時の建値決済のメリットは以下の2つです。
含み損が発生しない
含み損がある状態でも、建値まで価格が戻ったタイミングで決済すれば、結果的に損失をゼロに抑えることができます。

現状損している状態であっても、建値まで価格が上昇し建値決済できれば含み損が発生しません。
含み損が発生しない場合、トレードが失敗しても最初のエントリー価格まで価格が戻れば再び同じポジションに入ることができます。
たとえエントリーに一度失敗してしまったとしても、新たなエントリーポイントを見つけるチャンスになります。
チャートを長時間見る必要がない
含み損が発生している時の建値決済の2つ目のメリットはチャートを長時間見る必要がないことです。

含み損が発生している時は価格の上昇や損切りを狙ってチャートを注意して見続けなければいけないですが、建値に自動決済を設定すればその必要はありません。
建値決済は手間がかからないので、時間がないときにおすすめの決済手段です。
ただし、建値まで戻らずに損失が拡大する可能性もあります。
そのため、損失が出てしまう場合もありますが、あらかじめ損切りラインを設定しておくことをおすすめします。
損切りについての詳細は下記の記事よりご覧いただけます。

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FXの建値決済のメリット(含み益が発生している時)

含み益が発生している時の建値決済のメリットは以下の2つです。
含み損が発生しない
含み益が発生している時の建値決済の1つ目のメリットは含み損が発生しないことです。これは含み損が発生時の建値決済と同様です。

現状利益を含んでいる状態でも、利確のタイミング前に下落する可能性もあります。急に価格が下落しても、建値決済なら含み損が発生しません。
心理的負担が少ない
含み益が発生している時の建値決済の2つ目のメリットは心理的負担が少ないことです。

含み益でも最悪の場合損切りしなくてはいけなくなるかもしれません。
今は価格が安定しているけどもしかしたら暴落して損するかもしれない、と悩む必要がないので精神的に楽です。

FXの建値決済のデメリット(含み損が発生している時)

含み損が発生している時の建値決済のデメリットは以下の2つです。
必ず建値まで戻るとは限らない
含み損が発生している時の建値決済の1つ目のデメリットは必ず建値まで戻るとは限らないことです。

建値での自動決済を設定してもなかなか建値まで価格が上昇しないこともあります。
最悪の場合建値まで戻らずに取り返しのつかない含み損が発生するかもしれません。建値での自動決済を設定をした後も安心しきってはいけません。
回避する方法としては、損切りする価格を決め、その価格を下回ったら損切りし、それ以上の損失を出さないという方法があります。
心理的負担が大きい
含み損が発生している時の建値決済の2つ目のデメリットは心理的負担が大きいことです。

建値での自動決済を設定をしてもいつ建値まで価格が上昇するか分からないので、決済されるまで含み損の状態は変わらないので精神的負担はあります。
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FXの建値決済のデメリット(含み益が発生している時)

含み益が発生している時の建値決済のデメリットは以下の一つです。
大きな利益を逃す可能性がある
含み益が発生時の建値決済の1つ目のデメリットは、大きな利益を逃してしまうかもしれないことです。

建値決済で損をすることはなくなりますが、そのポジションが大きく価格上昇する可能性はあります。
なかなか価格が変わらず建値付近でヨコヨコした後に爆益を得ることもあります。含み益がある状態で建値決済をするとチャンスを逃しやすいです。

トレード数が増える
含み益が発生時の建値決済の2つ目のデメリットは、トレード数が増えることです。

建値決済を行えば損失を最小限に抑えつつトレードを終了できます。その際、損失がなければ資金は変わらず次のトレードに行くことができます。
容易に次のトレードに移ることができるということはトレード数が増えるということです。
トレード数が増えるにつれ負ける可能性も高まったり、取引手数料やスプレッドなどのコストが積み重なって利益が減ったりする可能性があります。
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FXの建値決済を使うべき場面
FXの建値決済を使うべき場面は以下の2点です。

急用が入った場合
FXの建値決済を使うべき場面の1つ目は、急用が入った場合です。
建値決済をを使えば取引が自動で行われるため、トレーダーに急用が入ったり、FXの市場の状況をチェックできなくなったりしても不安になることはありません。
就寝前
FXの建値決済を使うべき場面の2つ目は、就寝前です。
FXは24時間取引が可能となっています。日本時間で夜中でも世界中の市場のどこかしらは開場しているため、予期せぬ利益獲得のチャンスや損失の発生が起こる可能性があります。
そのため、就寝前に建値決済を設定しておくと、予期せぬ事態にもある程度対応できるため安心して就寝できます。
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FXの建値決済の注意点

FXの建値決済の注意点は以下の3点です。
テクニカル分析としての根拠はない
FXの建値決済の注意点1つ目は、テクニカル分析としての根拠はない点です。
FX取引を行う際には何か判断を下す前に必ず根拠が必要です。
建値決済の場合、根拠は単にエントリー時点の価格というだけなので、テクニカル分析やファンダメンタル分析など、分析の根拠ではない、ということからわかるように、建値決済をエントリーや決済の判断にするのは根拠として弱くなってしまいます。
そのため次のトレードの活かすことができません。あくまで含み損や損失、自分の負担を下げるためだけのものということを念頭に置くようにしましょう。
先にルールを設定
FXの建値決済の注意点2つ目は、先にルールを設定する点です。
建値決済を行っても市場が期待通りに動くとは限らず、含み損が発生したり元の価格まで戻らなかったりする場合ももちろんあります。
また、利益が出たとしてもその瞬間に決済した方が良い場合でも建値にくるまで待ってしまい、大きなチャンスを逃すこともあります。
建値決済は決済の根拠として弱いため、事前に決済のルールを自分で決めておいた方が良いでしょう。
過去のトレード履歴から建値決済を使うか判断
FXの建値決済の注意点3つ目は、過去のトレード履歴から建値決済を使うか判断する点です。
トレードルールの決め方としては、過去のトレード履歴を参考にするのが良いでしょう。
過去のトレード履歴を記録して整理することで、建値決済のタイミングの判断材料になったり、建値決済後の市場動向の確認をすることで、今後の取引への反省点を見つけられたりします。
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建値決済をマスターしてFXトレードに活用しよう

本記事では建値・建値決済のパターンとそのパターンごとのメリット・デメリットを解説しました。
- FXの建値決済とは、エントリーした時の価格で決済すること。
- FXの建値決済のメリットは、含み損が発生している際は「含み損が発生しない」「チャートを長時間見る必要がない」、含み益が発生している際は「含み損が発生しない」「心理的な負担が少ない」
- FXの建値決済のデメリットは、含み損が発生している際は「必ず建値まで戻るとは限らない」「心理的負担が大きい」、含み益が発生している際は「大きな利益を逃してしまう可能性がある」「トレード数が増える」
- FXの建値決済の注意点は「テクニカル分析としての根拠はない」「先にルールを設定」「過去のトレード履歴から建値決済を使うか判断」の3点。
建値決済の一番の魅力は損しないことです。価格変動が激しいFXですが、建値決済なら心理的負担が少ないです。
ただし、建値決済をしても建値まで価格が戻らないこともあるので無駄な含み損をしないよう注意が必要です。いつでも建値決済をすればいいわけではありません。建値決済を活用しながらより効率よく利益を出しましょう。
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