カップウィズハンドルとは取っ手のついたティーカップのような形をしたチャートパターンであり、株式やFXで価格が上昇しやすい値動きとして多くのトレーダーが注目しています。
本記事ではカップウィズハンドルを活用したトレード手法、注意点について解説しています。
- カップウィズハンドルとは株式やFXで見られるチャートパターンの1つで、取っ手のついたティーカップのような形が特徴です。
- カップウィズハンドルを用いた投資戦略は、投資家の心理をうまく利用して組み立てられているのが特徴で、主に4種類の原理がある。
- カップウィズハンドルのだましの避け方や注意点は主に3つあり、それらを活用することで冷静な取引を行うことが出来る。
FXのチャートパターンについて詳しくは以下の記事で解説しています。

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そもそもカップウィズハンドルとは

カップウィズハンドルとは株式やFXで見られるチャートパターンの1つで、カップウィズハンドルを形成した後に価格が上昇することが多いということが知られています。カップウィズハンドルは、取っ手のついたティーカップのような形が特徴です。

このチャートパターンは形成まで日足基準で3~6か月、1時間足基準で4日~7.5日ほどかかり、ティーカップの取っ手(ハンドル)の先端が買いのエントリーポイントです。このロングポジションはトレンドの初動に載ることができるため、大きな利益が期待できます。
上の図ではポンドドル(GBP/USD)のFXトレードで1ポンド=1.35ドルから1.42ドルまで上昇したので、700pipsという大きな幅で利益が出せます。
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カップウィズハンドルが形成される原理
カップウィズハンドルを用いた投資戦略は、投資家の心理をうまく利用して組み立てられているのが特徴です。カップウィズハンドルを形成するFXでの投資家の心理は以下のようなものが想像されます。
①相場の上昇トレンド時
FXでは上昇トレンドにおいて価格が上昇すると予想して「買い」で入った投資家のロングポジションが貯まっています。しかし、カップ形成時の下げによって、このロングポジションが利益確定、損切によって消化されていくため、価格が決済注文ではなく新規注文で動きやすい相場になります。

つまり、投資家たちが相場の動きにより敏感になるのです。
②カップ形成時

カップ形成時には前半の下げで、投資家のロングポジションが消化され、相場の方向感が出ていないことから、ロング、ショートがともに慎重なレンジ相場になります。そして何かのきっかけで上昇した相場も、カップ前半の価格帯を意識して、一旦上げ止まります。
③ハンドル形成の下げ
カップの高値部分が抵抗線として意識されているため、投資家たちが利益を確定、ショートポジションを新しく持つことで、相場は一時的に下落します。しかし、カップで形成されている水平線が意識されたことや、ファンダメンタルの要因により下落幅が小さいことがあります。

この下げ止まる要因は様々なものが考えられるため、どこまで下げるかわかりません。そのため、このポイントでロングポジションを持つのは控えた方がよいでしょう。
④ハンドルから上昇トレンドへの転換時

相場が上昇に転じる際、水平線付近で売りが増加したことで、ショートポジションが溜まった状態になっています。この上昇により、水平線付近でショートの損切り、損切りによる買い戻しが発生します。そのため、水平線を上に抜けた場合は、大きく上昇することになるでしょう。
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カップウィズハンドルの特徴・見分け方
FX、株式投資においてカップウィズハンドルが形成されていると判断するにはいくつかの目安となる条件があります。それらの条件を完璧に満たしている必要はないですが、条件を満たしている方がより価格の上昇が期待でき、大きな利幅を取れるため、把握しておくことが大切です。
カップ形成の前に大きく上昇をしているか
カップウィズハンドルが伝統的に利用されてきた株式投資では、カップウィズハンドルの形成前に価格が30%以上も上昇しているかという点が、カップウィズハンドルを判定する1つの条件になっています。

しかし、FX取引では相場が30%動くということが極少ないため、チャート上でそれまでの相場と比較して大きく上昇しているかということが1つの判断基準になるでしょう。
カップが丸いU字になっているか
カップの底がV字よりもU字に近い方が、より理想的なカップウィズハンドルだといえます。これは、カップ部分のレンジ相場が長いU字型では、相場が徐々に弱気から強気へと変わっていく一方で、V字型では握力の小さい投資家を振り落とせないことが理由です。

また、V字型ではカップの上値部分がより意識されることとなり、ハンドルを形成することも少なくなるでしょう。カップがU字であることの1つの判断基準は日足基準でカップが1~6カ月、1時間足基準で1日~7.5日かけて形成されていることです。
取っ手から5〜10%下落しているか
カップウィズハンドルの取っ手(ハンドル)を形成する期間、値幅についてもいくつかの条件があります。ハンドルを形成する期間は1週間から4週間で、ハンドルの下落幅はカップの値幅の3分の1程度が目安となります。

また、株式投資ではカップの深さの目安が15~30%であることから、ハンドルは値幅は5~10%であることが条件といわれることもありますが、FX、仮想通貨ではカップの値幅の3分の1を参考にするのが良いでしょう。
カップウィズハンドルの出来高推移
カップウィズハンドルでは上で紹介したような投資家の心理やポジションが大きく関わってくるため、投資家の売買の量が分かる出来高を見ることで、よりカップウィズハンドルの判断精度を高めることができます。
カップウィズハンドルを判断する際に見るべき出来高は以下の3点です。
- カップの形成し始め
- カップの底
- ハンドルの終わり
カップの形成し始めで、出来高が大きく、カップの底で出来高が小さく、ハンドルの終わりで出来高が大きいのが理想的なカップウィズハンドルだといえます。
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カップウィズハンドルを活用したトレード手法
カップウィズハンドルの形成条件や、カップウィズハンドルが形成されるときの投資家の心理が理解できたところで、実際にカップウィズハンドルをトレードで活用する際のポイントを紹介します。
高値を更新した時に「買い」でエントリー
カップウィズハンドルを用いた投資手法では、カップウィズハンドルを形成した直後にポジションを持つのではないという点に注意です。おすすめはハンドルを形成し、高値を更新したポイントで「買い」のロングポジションを持つトレードです。

取っ手(ハンドル)の先端でなく、高値を更新したポイントで「買い」で入るのは、相場がハンドルの高値で反発する可能性が高いためです。そのため、相場がハンドルの高値を更新したことを確認してからエントリーしましょう。
また、FXでは高値を更新しても「ダマシ」として戻ってしまう可能性も高いため、損切注文をハンドルの高値に置いておくことも重要です。カップウィズハンドルでのトレードは損切幅を小さくできることも、トレードのリスクを抑えられるという点で優秀です。
1回のトレードで大きな利益を狙う
カップウィズハンドルはチャートで形成されるまでに複数の条件がありますが、その分上手く利用してエントリーできた際には、大きな値幅、利益を狙えます。
先ほどの損切注文が狭くトレードのリスクを抑えられるという点とあわせて、カップウィズハンドルを用いたトレードはリスクリワードがとても大きいため、ぜひ積極的に利用していきたいですね。
出来高がなくなったら決済
カップウィズハンドルには○○%上昇したら決済という定石はありません。では、どのタイミングで決済すべきかというと、出来高が少なくなった時です。
上昇トレンドでは、FX投資家の多くは相場への「順張り」でロングポジションを保持します。しかし、相場が落ち着いてくると、新しくエントリーすることをためらうため、価格の変動が少なくなり、それに伴って出来高も減少します。

以上より、チャートの出来高が少なくなり、週足でローソク足の高値と安値が近くなってきたと感じたポイントが決済ポイントの目安となるでしょう。
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カップウィズハンドルのだましの避け方・注意点
ここまでカップウィズハンドルでのトレードスタイルについて紹介してきましたが、カップウィズハンドルを形成しても、「ダマシ」などの理論に当てはまらない相場の動きがあるのが実際の相場です。
以下で紹介するカップウィズハンドルでトレードする際の注意点について知っておくことで、相場が理論に当てはまらない動きをしても、冷静に取引することができます。
ハンドルがカップの真ん中よりも上でできているか
FXでカップウィズハンドルを形成し、その後上昇トレンドに転換するためには、カップウィズハンドルのハンドル(取っ手)部分で投資家のロングポジションを貯めこむ必要があります。
そのためにはハンドルの形成位置がこれからの相場の上昇を期待させる位置になければいけません。その目安となるのが、カップの深さと10週移動平均線です。

ハンドルの深さがカップの深さの半分よりも上で、10週移動平均線よりも上で形成されていれば、上昇余地が十分にあるといえるでしょう。
カップの底がきれいなU字型かを確認
カップウィズハンドルを形成した後、上昇トレンドに転換して高値を更新していくためには、カップの底で投資家の古いポジションが消化され、一気に高値を更新していく必要があります。

そのためにはカップがV字でなく、U字であるのが理想的です。V字では短期のトレーダーの影響で高値で反発してしまい、上昇トレンドに転換するほどの「買い」注文がされない可能性が高いため、カップの底で一定期間レンジ相場になっているU字のほうがよいでしょう。
カップの頂点から安値までの調整幅を確認
カップウィズハンドルの考案者であるオニール氏によれば、カップの調整幅は12~33%が理想とされています。ただ、これは株式投資での話であり、FXや仮想通貨では別の指標を参考にするのが良いでしょう。

ここでおすすめするFXでの判断基準はカップの始めがボリンジャーバンドの+2σから-2σまで下落しており、かつカップの終わりでは-2σから2σまで上昇して形成されていることです。このくらいの変動幅があれば、投資家の損切を巻き込みながらカップを形成するので、ハンドルの後の上昇につながりやすいでしょう。
FXのボリンジャーバンドの見方・手法とは?おすすめの設定や使い方を解説

ダイバージェンスの発生を確認
ダイバージェンスが発生しているかどうかをしっかり確認しましょう。ダイバージェンスが発生しているとダマシの可能性があります。ダイバージェンスとはレートとインジケーターが逆行する現象のことを表しています。
また、ダイバージェンスが発生すると相場が反転する確率が高くなると言われているため、カップウィズハンドルとダイバージェンスを組み合わせる事でダマシにかからずに取引を進めることが出来るでしょう。
ここまでカップウィズハンドルについて詳しく解説してきましたが、カップウィズハンドル以外にもトレードの手助けになるチャートパターンはたくさんあります。他にもたくさんのチャートパターンを利用してトレードをしたい方は是非以下の記事を参考にしましょう。

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カップウィズハンドルを活用して取引しよう
カップウィズハンドルはウィリアム・オニール氏という伝説的な投資家が考案したチャートパターンです。もともとは株式投資で考案され用いられていたため、変動幅などでFXや仮想通貨には応用できない点もありますが、活用できるポイントも大いにあります。また、カップウィズハンドルは大口取引を行う投資家の動きに注目しながらトレードする事が大切です。
カップウィズハンドルでのトレード手法や注意点、エントリーについて学びながら、このような手法が活用できる理由についても理解を深めることで、これ以外のチャートパターンでも自分なりのトレードスタイルを確立していくことが大切です。
- カップウィズハンドルとは株式やFXで見られるチャートパターンの1つで、取っ手のついたティーカップのような形が特徴です。
- カップウィズハンドルを用いた投資戦略は、投資家の心理をうまく利用して組み立てられているのが特徴で、主に4種類の原理がある。
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