FXで安定して勝ち続けるためには、チャートを見てすぐにエントリーするのではなく、現在の相場がどのような状況にあるかを正確に把握する「環境認識」が欠かせません。
しかし「環境認識って何から始めればいいの?」「なんとなくチャートは見ているけど、自分の分析が正しいか自信がない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、FXの環境認識の基本的な意味から、具体的なやり方・コツ・注意点まで初心者にもわかりやすく徹底解説します。
環境認識を正しく身につけることで、エントリーの精度が上がり、無駄な損失を大幅に減らすことができます。
FXで結果が出ずに悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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FXの環境認識とは

FXにおける環境認識とは現在の相場状況をしっかりと把握することです。以下では環境認識において特に重要になる3つの「環境」について解説していきます。
相場トレンドの把握
環境認識において特に把握すべき1つ目の市場環境は相場トレンドです。相場は大きく分けて「トレンド相場」と「レンジ相場」の2つの状態で構成されています。トレンドが発生していない期間は、価格が一定の範囲内で上下するレンジ相場となります。
市場がトレンド相場のときには、まず現在の相場が上昇トレンドか下降トレンドかの環境認識を行いましょう。その後、さらに詳しく長期的な下降トレンドの中の一時的な上昇トレンドなのか、長期的な上昇トレンドの中の一時的な下降トレンドなのかの環境認識が出来ると素晴らしいです。
相場トレンドの把握の際は相場をフラクタル構造のように考えて必ず長期足の動きを踏まえて短期足を判断するマルチフレーム分析を徹底して行いましょう。

相場リスクの把握
環境認識において特に把握すべき2つ目の市場環境は相場リスクです。リスクオン相場とリスクオフ相場を見極めることが大切になってきます。
- リスクオン相場:人々がリスクを好み、リターンを追求したトレードをする相場
- リスクオフ相場:人々がリスクを回避し、安全資産を取引したがる相場
リスクオン相場であれば新興国通貨や超高金利の通貨の売買が活発になると考えられます。一方でリスクオフ相場であれば新興国通貨や超高金利の通貨ではなく安全通貨である円やゴールドなどの通貨の売買が活発になると考えられます。
リスクオン相場とリスクオフ相場の認識をしっかり行い見極めれば、自分の確立した手法で利益を出せます。以下ではリスクオン相場で買うべき銘柄とリスクオフ相場で注目すべき銘柄を紹介しています。
・リスクオン相場で注目すべき銘柄:新興国通貨・超高金利通貨
・リスクオフ相場で注目すべき銘柄:円・ゴールド・米ドル・豪ドル
通貨強弱の把握
環境認識において特に把握すべき3つ目の市場環境は通貨の強弱です。
FXは2つの通貨ペアからなる銘柄の売買によって成り立っています。
通貨の強弱を把握しておくと、それぞれの通貨が売られている場面や買われている場面の相場を読み取りやすくなります。
さらに、通貨の強弱を知ることで、注目すべき通貨や通貨ペアも見つけやすくなります。
このような理由から、通貨の強弱を理解することは、環境認識において非常に重要です。
以下では円建てでドルを買うことが市場に対してどのような影響があるのかの例を挙げています。
Ex)円建てでドルを買った際は円を手放してドルを買ったことになります。
つまりドル円が上昇している時は他のクロス円も上昇している可能性があるという事になります。
以下の記事では通貨強弱についてさらに詳しく解説しています。
FXの通貨強弱とは?通貨強弱チャートのインジケーターの設定・トレード手法まで解説

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なぜFXで環境認識が大事なのか

FXにおいて環境認識は大事であると言われていますが、環境認識が大事である理由について下記2つの視点から解説していきます。
トレード手法につながる
FXにおいて環境認識が重視される理由の1つが正しい環境認識はより効率的なトレード手法につながるからです。
環境認識ができていることで、どこで買うべきかどこで売るべきかに加えて、上昇トレンドの押し目買いか下降トレンドの反発買いを狙うのか、また順張りか逆張りのどちらを狙うのかなどの取引戦略を見極めることが出来ます。
また、その見極めを何度も繰り返すことでトレードにおいて自分なりの手法を見つけることができ、最終的に手法の確立に繋がっていくという点において環境認識は重要です。
リスク回避につながる
FXにおいて環境認識が大事である理由の2つ目は正しい環境認識は無用なリスクの回避につながるからです。
リスクオン相場かリスクオフ相場かを認識することで今エントリーすべきかすべきでないかをしっかりと見極めることが出来ます。
また、相場リスクの認識に加えてファンダメンタルズ要因の認識も行う事でさらに高い確率でリスクを回避できます。トレードを行うか行わないかの判断をしっかりと行うためにも環境認識は重要です。
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FXの環境認識のやり方

ここまでFXの環境認識の内容や環境認識が大事な理由について解説してきました。次は実際に環境認識を行う上でのやり方を詳しく解説していきます。環境認識のやり方は主に以下の3つです。
相場状況から環境認識をする
1つ目のFXで正しい環境認識をするためのやり方は相場状況から市場環境を把握することです。実際のチャートを参考にしながら環境認識を行っていきましょう。今回はポンド/円のチャートを4時間足→日足→週足の順番で見ていきます。
以下は4時間足のチャートになります。まず初めに自分で見つけたレジスタンスラインとサポートラインを引いてみましょう。4時間足を軸として、他の上位足でもこの下降トレンドのラインが引けるかを確認してみましょう。

以下は日足のチャートになります。次に日足のチャートで4時間足と同じようなレジスタンスラインやサポートラインが引けるかを確認しましょう。少しいびつですが、日足でも4時間足と同じようなラインを引くことが出来ます。
つまり、日足でも下降トレンドである事を確認できます。

以下は週足のチャートになります。週足のチャートでも4時間足と日足と同じようなレジスタンスラインやサポートラインが引けるかを確認しましょう。かなりきれいな下降トレンドのラインを引くことが出来ます。つまり、週足でも下降トレンドである事を確認できます。
以上から、4時間足で引いた下降トレンドのラインは正しい環境認識だったことが分かります。

このようにマルチフレーム分析をしっかりと行う事で短期足の上昇トレンドや下降トレンドが正しいのか、一時的なものなのかを分析することが出来ます。
通貨強弱から環境認識をする
2つ目のFXの環境認識のやり方は通貨強弱から環境認識をすることです。先ほど通貨強弱の把握が大事だと述べましたが、通貨ペアの強弱を認識することで注目すべき通貨や通貨ペアを確認できます。

上の画像のように通貨強弱を一瞬で把握できるサイトがあるので参考にしてください。通貨がグラフの上にあればあるほど現在強い通貨だと言えます。
現在どの通貨が売られていてどの通貨が買われているのかをしっかりと分析しましょう。初めて通貨の強弱を認識する際はクロス円やドルストレートがどのような強弱なのかを確認してみましょう。
ファンダメンタルズ要因から環境認識をする
3つ目のFXの環境認識のやり方はファンダメンタルズ要因から環境認識をすることです。現代ではニュース、日経、経済ニュースアプリなど、様々な媒体から有益な情報を仕入れることが出来ます。
実際に経済指標や重大なニュースが発表された際にどの国の通貨にどんな影響があるのか、またそれによって他の国の通貨への影響がどうなるかをこまめに考えてみましょう。
例)a国で戦争が起こり、原油の値段が爆上がりした。そうなるとb国やc国の通貨は上がるのか?それとも下がるのか? etc…
ファンダメンタルズ要因から環境認識をすることで長期的な指標を予測することが出来ます。また、他の環境認識の手法と組み合わせて活用すればさらに高精度の環境認識が可能です。
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FXでの環境認識のコツ

FXでの環境認識のやり方を解説してきましたが、環境認識を行う上でいくつかコツが存在します。環境認識では以下の3つの要素を意識することで、より精度を上げることが可能です。
フラクタル構造を意識する

FXでの環境認識のコツ1つ目はフラクタル構造を意識することです。フラクタル構造とは図形のどの部分を切り取っても全体と同じ構造になっている状態のことです。
フラクタル構造をFXに利用する例を挙げます。例えば、まず長期足(日足)で上昇している部分があったとします。その場合、短期足(1時間足)でも必ず同じような上がり方をしている部分が必ずあるので探してみましょう。
さらに分解して30分足や5分足、1分足と時間軸を小さくしても必ず長期足の押し目や戻りがあるので、マルチフレーム分析を行う際にフラクタル構造を意識しましょう。
注目する経済指標を厳選する
FXでの環境認識のコツ2つ目は注目する経済指標を厳選することです。経済指標とは各国が発表している経済にする統計のことです。経済に関する大事な指標であり、為替相場を大きく動かす要因にもなり得ます。
世の中にはたくさんの経済指標がありますが、全ての経済指標を追う事はほぼ不可能です。そのため、注目する経済指標をしっかりと厳選して環境認識を行いましょう。
以下の表では注目すべき経済指標をランク付けしています。是非参考にして下さい。
| 経済指標 | 注目度 |
|---|---|
| 雇用統計 | ★★★ |
| GDP | ★★★ |
| FOMC | ★★★ |
| 消費者物価指数 | ★★ |
| 貿易収支 | ★★ |
| 設備稼働率 | ★ |
テクニカル指標を使う
FXでの環境認識のコツ3つ目はテクニカル指標を使う事です。テクニカル指標はデータの信頼性が高く、相場の流れを素早く、また一度に多くの情報を把握することが出来ます。
その例として移動平均線やボリンジャーバンドを使う事で相場のトレンドがあっているのか下がっているのかが分かります。また、別の視点から見るとオシレーターを使う事で現在その相場が買われているのか売られているのかが分かります。
このようにテクニカル指標を上手く利用することで環境認識が容易に出来るようになる事が分かります。
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環境認識をする際の注意点

ここまで精度の高い環境認識をするための手法について解説してきましたが、間違った環境認識をしてしまわないための注意点についても紹介します。以下では注意点を2つに絞って解説していきます。
短すぎる時間足で分析しない
環境認識をする際の注意点1つ目は短すぎる時間足で分析しない事です。環境認識においては前提として上位足の動きを下位足よりも優先するべきだという環境認識が必要です。
例)5分足でいくらいくら上昇していても日足、4時間足で加工トレンドであれば明確なトレンド変換が起こるまでは必ずどこかで戻り売りが起こるため、短期足でにトレンド変換を認識してはいけない。
また、重要な経済指標やニュースは、発表直後に短時間で大きな値動きを引き起こすことがあります。短期的な分析のみでは、そうした大きな流れを見誤る可能性があるため、長期的な視点も常に持つことが重要です。
例)日米の金利差が広がったからドル円は上昇したが、あくまでも日足、週足で見た結果上昇トレンドになっているが、5分足や1分足ではトレンドは分からない。
ポジポジ病に気をつける
環境認識をする際の注意点2つ目はポジポジ病に気を付けることです。環境認識を行う意義は良いエントリーポイントを探すという目的だけではなく、難しい相場だった時にトレードを回避するという意義もあります。
そのため、環境認識をたくさん行い、その都度エントリーポイントを無理矢理作ってエントリーを行うとポジポジ病になってしまいます。そうなると本末転倒です。
環境認識の意義は良いエントリーポイントを探すだけでなく、うまくリスク回避を行う事にもあります。本質を理解してポジポジ病を発症しないようにしましょう。
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環境認識を徹底して正しいトレード手法を身につけよう!
当記事ではFXでの環境認識について解説してきました。環境認識は徹底することで正しいトレード手法を身に着けることが出来ます。
正しいトレード方法を身につけることで正しいエントリーポイントを見つけることもできますし、うまくリスク回避をして損をするのを未然に防げるようになります。
環境認識のコツを理解してマスターし、勝率の高いトレードを行うことが出来るようになりましょう。
- FXの環境認識とは現在の相場状況をしっかりと把握すること
- FXの環境認識をするメリットはトレード手法が効率化され、リスク回避につながる
- FXの環境認識のやり方は主に相場状況、通貨強弱、ファンダメンタル要因をもとに行う
- FXの環境認識のコツはフラクタル構造の意識、経済指標の厳選、テクニカル指標を用いること
- FXの環境認識をする際の注意点は短い時間足を利用しない、ポジポジ病に気を付ける
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