FXでは、安定したトレードを行うために、エントリーの際に明確な根拠を持つことが欠かせません。
本記事では、「エントリー根拠のポイント」「具体的な例」「注意点」について解説します。
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FXのエントリー根拠のポイント

ここでは、FXのエントリー根拠のポイントを解説します。
複数の根拠を持ち合わせる
「相場に絶対はない」という格言のとおり、ひとつの根拠だけでエントリーを判断するのは大きなリスクを伴います。
複数の根拠を組み合わせることで、トレードの精度や信頼性を大幅に向上させることが可能です。
エントリー根拠がひとつしかないトレーダーは、その根拠が崩れた瞬間に不安を感じやすく、結果として小さな利益で決済する、あるいは大きな損失を被るリスクがあります。
しかし、複数のエントリー根拠を持つトレーダーは、1つの根拠が崩れても動じずポジションをホールドできるため、利益を大きく伸ばせます。仮に損失をしても少なく正しいトレードを続けることが出来ます。
また複数の根拠を持つトレーダーは特にマルチタイムフレーム分析で異なる時間足(長期・中期・短期)のエントリーの根拠が一致するとかなり信頼性が上がることをよく理解してトレードしています。
例えば異なる時間軸でフィボナッチリトレースメントを引いた時に重なる場合があります。つまり、デイトレーダーの視点とスイングトレーダーの視点が一致していると判断できるため、強い根拠と自信を持ってエントリーから決済までをイメージできるようになります。
ポイントではなくゾーンで根拠を確認

エントリーポイントはピンポイントではなく一定の範囲。つまりゾーンとして確認していくことが大事です。
理由は直近高値や安値、意外にも過去の重要な高値・安値を生んだ起点・終点など様々な場所が意識されているからです。
例えば、上昇トレンド中に若干下降気味のチャートになった際にもそのポイントだけで見ると下降トレンドに変わったかも知れないと勘違いしてしまうことがあります。
この勘違いは、スキャルピングのような短期間のトレードであれば損失が限定的で許容できる場合がありますが、デイトレードやスイングトレードといった他のトレード方法では、より大きな損失につながる可能性があるため注意が必要です。
具体的にはフィボナッチリトレースメントの38.2%50%までを押し目買いのゾーンとして見ると下降気味のチャートも上昇トレンド中の一時的な調整売りと認識することが出来ます。
多くのユーザーがポイントにしている物を根拠にする
トレンドの方向性や値動きは、市場参加者の大衆心理で決まります。つまり、値動きは他のユーザーの動向で決まるということです。そのため多くのユーザーが根拠のポイントにしている部分を狙っておくのが大事です。
このことを本質的に理解出来ると途転が出来る様になり、トレンドの波に乗ることが上手になります。
自分のエントリーポイントの根拠に自信を持つのは良いことですが、テクニカルに関しても多くのユーザーが使っているインジケーターやオシレーターを使いこなせる様になっておいた方が良いです。
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エントリー根拠の具体的な例

ここでは、エントリー根拠の具体的な例を解説します。
トレンド中の押し目買いや戻り売り
トレンドとは上昇または下降の一方に値動きが動いている状態で、それぞれのトレンドは一定の調整をしながら上昇、下降を継続します。
上昇トレンドの場合、一度レンジブレイクを抜けた価格がサポートラインまで落ちてきたときに安値で押し目買いをすることで利益を得やすくなります。
逆に下降トレンドの場合、トレンド中のレジスタンスラインまで落ちてきたときに高値で戻り売りをすることで利益を得やすくなります。
トレンドの調整場面に押し・戻り地点を予測しトレンドフォローをしていくことが利益を得やすくするセオリーであるということです。

サポート・レジスタンスラインでの反転狙い
レンジ相場とは一定の値幅を行ったり来たりしている状態の事を指し、サポートラインとレジスタンスラインを上下にして四角に囲んだ際にBOXに見えるため、BOX相場とも呼ばれています。
相場の方向性は上昇・下降・横ばい(レンジ相場)の3つで、全てのチャートにおいてレンジ相場が占める割合は一般的に7割~8割程度です。
レンジ相場の大きな特徴として、価格がレジスタンスライン・サポートラインまで到達すると強い抵抗により反転するという点が挙げられます。
レンジ相場ではこの反転が顕著に起こることからサポートライン付近でエントリーして反対のレジスタンスラインで決済することで利益を得やすいです。

サポート・レジスタンスラインでの突き抜け狙い
サポートラインとレジスタンスラインは、基本的にレンジ相場の下限・上限のラインとして意識されますが、それぞれのラインで抵抗を受けずにそのまま突き抜けて行くことがあります。レンジ相場のこの性質を利用したトレード手法がレンジブレイクを狙ったトレードに当たります。
レジスタンスライン・サポートラインを突き抜けると新しい上昇・下降トレンドになる可能性が高く、このタイミングで売買すると利益を得やすいため、レンジブレイクのみを狙ってトレードするトレーダーも少なくありません。
チャートではトレンド相場よりもレンジ相場の方が出現率が多く期間も長いため、上昇・下降トレンドの中でエントリーの機会を逃してしまうと言った悩みがあるトレーダーは、レンジ相場でのレンジブレイクを狙うのも1つの再現性のあるトレード戦略です。
ゴールデンクロス・デッドクロス狙い
トレンド系インジケーターの中でもトレンドの方向性や強さが分かり易いことから人気のある移動平均線ですが、買い・売りのエントリーを検討する上で大いに有益なインジケーターです。移動平均線は、相場における一定期間の終値の平均を線で結んだものであり、短期・中期・長期の異なる3本の線で構成されています。
買いサインであるゴールデンクロスは、下記の画像の様に短期の移動平均線が中期(長期)の移動平均線を下から上に突き抜けたときのことを指し、上昇傾向が表れる可能性があります。

売りサインであるデッドクロスは、下記の画像の様に短期の移動平均線が中期(長期)の移動平均線を上から下に突き抜けることを指し、下降傾向が表れる可能性があります。


ダイバージェンス狙い
ダイバージェンスとはチャート価格とオシレーター系のインジケーターの逆行現象を指します。
例えば上昇トレンド中に価格が一度最高値を付けた後に下落しまた最高値を目指す場面では上目線のトレンドラインを引きますが、オシレーター推移は下落し下降のトレンドラインが引けると言った場合があります。

この様な場合は上昇力が弱くなっていると考えて売りポジションを作っていく戦略を取ることが出来るのです。
オシレーターとしてはRSI、RCI、MACD、ストキャスティクスティクスなどが有名でそれぞれチャート価格とのダイバージェンスに活用出来ます。
例えばRSIとMACDを組みわせて活用することで単体でのダイバージェンスのダマシを防いで転換の予兆をより高い確度で信頼して活用することが出来ます。

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エントリー根拠に関する注意点

ここでは、エントリー根拠に関する注意点を解説します。
根拠がはっきりしない場合はトレードしない
根拠がはっきりしていないのにも関わらず利益を出したいという欲から無駄なトレードが増え、いわゆるコツコツドカンで大きな損失を出してしまう可能性があるため注意が必要です。
ランダムウォークの相場において100%の勝ちはありません。負ける時は損失を小さくして勝つ時に利益を大きくするという考え方が重要です。
損小利大を実現していくには複数の根拠を持ち合わせたり、多くのユーザーが根拠にしているポイントを確認する事が重要になるため、特定のインジケーターを使うトレーダーがどんな手法でどんな考えでトレードしているのかそのトレーダーになりきって考えてみるのもトレードスキルを上げる1つの方法です。
長期足での根拠を優先する
環境認識する際は上位足の動きが大勢の意向と見てトレードする必要があります。
15分足で上昇基調に見えても4時間足以上の長期足では下降トレンドの長い下落の調整の場合があるので注意が必要です。
例えばエリオット波動5波からの修正A波・C波の中には下降のエリオット波動5波があります。もし下降3波の時に下位足だけを見ていて上昇だからエントリーした場合、3波に飲み込まれてしまうばかりか損切りができなくなって修正A波の大きな波に飲み込まれて大きな損失を出してしまうことになります。
時間軸においても、長期の日足で三段上げのN波動の下降局面で下位足が上昇している場面も同様に大きな波に逆らったトレードになるため、仮に短期足が上昇トレンドだったとしても、長期足が下降トレンドを示していた場合、長期足の下降トレンドに従うべきであることをしっかり認識しておきましょう。

ルールに従ってエントリーをする
FXにおいて、負けることが悪いのではなく大きく負けることが良くない訳です。自身のトレードを客観的に振り返り、その中で必ず自分の癖が見えてきます。
そこから自分なりのトレードに関するルールを作ることが大事でそのルールにのっとってエントリーをすることが結果、信頼性・再現性あるトレード手法となっていきます。
信頼性・再現性が高まるということは無駄なエントリーを減らすことに繋がり結果的に損小利大の状態を作り出すことが出来るのです。
自身のトレードの癖を客観視するためにトレード日誌を記録するなどの施策も有効です。
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FXのエントリー根拠まとめ
ここまで、「エントリー根拠のポイント」や「エントリー根拠の具体的な例」、「エントリー根拠に関する注意点」について解説しました。
FXのエントリーの根拠を複数持つことは無駄なトレードを減らし、損小利大のトレードの実現に必要不可欠なことです。
複数の根拠を知るためには、他のユーザーのトレード手法にも興味を持ちテクニカル分析の理解を深めると共に、1つの時間軸だけでなく上位足の状態もしっかり確認しながら、時にはトレードもしないという気概を持って相場と向き合って行く必要があります。
トレードを続ける上で自分のルールをしっかり身に着け、それを昇華させながら時にはトレンドフォローのために途転も受け入れられるトレーダーを目指して行きましょう!
- FXのエントリー根拠のポイントは「複数の根拠を持ち合わせる」、「ポイントではなくゾーンで根拠を確認」、「多くのユーザーがポイントにしている物を根拠にする」
- エントリー根拠の具体的な例は「トレンド中の押し目買いや戻り売り」、「サポート・レジスタンスラインでの反転狙い」、「サポート・レジスタンスラインでの突き抜け狙い」、「ゴールデンクロス・デッドクロス狙い」、「ダイバージェンス狙い」
- エントリー根拠に関する注意点は「根拠がはっきりしていない場合はトレードしない」、「長期足での根拠を優先する」、「ルールに従ってエントリーする」
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