ナンピンはFXのトレード戦略の1つです。
ナンピンは、適切に活用すれば平均購入価格を下げて損失を軽減し、利益につなげやすくなります。
一方で、誤った使い方をすると損失を大きく拡大させるリスクも伴います。
本記事では、ナンピンのメリット・デメリットに加え、運用時の注意点についても詳しく解説します。
ナンピンの特性を正しく理解し、トレード戦略に役立てていきましょう。
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FXのナンピンとは?
FXでよく耳にする「ナンピン」という言葉ですが、あまり良い印象を持っていない方も多いかもしれません。
「ナンピン」の語源は江戸時代の米相場において生まれた「難平」から来ており、損を平らにするという意味合いで現在も使われています。
FXのナンピンとは買い増し・売り増しをすること
FXにおけるナンピンは、ある通貨を売買して含み損が出ている状態で、更に買い増し・売り増しをすることを指します。
マイナスが出ている状態でさらにポジションを増やしておくと、チャートが上に戻った際に損失を打ち消すことができます。
そのため、FXのナンピンは手法としてよく知られています。

価格が上がると思い買った位置から、チャートが下がった際に2回ナンピンを行います。価格が戻った時に売れば、最初の含み損が消えてナンピンは成功します。
FXのナンピンの具体例
FXのナンピンについて、これから具体的な数字を出しながら解説していきます。
例えばポンド円を150円の時に買ってチャートが140円付近まで下落してしまったとき、更に150円時と同じロット分の買い増しをすると平均購入価格が(140+150)÷2=145円となります。
この後チャートが145円まで持ち直せば損益はプラスマイナスゼロとなるので、ナンピンは成功です。このまま155円程度まで上昇すれば大成功ですが、一気に下落して資金が飛んでしまう可能性もあるので注意が必要です。
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FXのナンピンのメリット

FXのナンピンの概要を解説した所で、次はFXのナンピンのメリットについて解説します。
ナンピンは使いようによっては非常に強力なFX手法なので確認しておきましょう。
購入レートの平均値を下げることができる
ナンピンで購入レートの平均値を下げることができるのは大きなメリットです。
FXで含み損が大きくなってきた段階で買い増しを行うことで、チャートが回復してきたときに早い段階でトータルの損失を減らすことができます。
また、早めに全決済して次のポジションを探すことも可能です。
含み損を緩和できる
ナンピンをしていくことで、例え最初に大きな含み損を抱えていてもリバウンドが起こった時に含み損を減らすことが可能です。
もしトレンドと逆のポジションを持ってしまっても、戻り目や押し目を作るためにチャートが一旦戻ることがあり、その時に損失分を相殺してポジションを整理してしまえば損失分が取り返せます。
含み損を緩和するためのナンピンはエントリーポイントが難しいですが、損失を減らせる有効な手法なので身につけることがおすすめです。
例えば1ドルが110円の時に1ロット分(10万通貨)ロングエントリーし、108円まで下落しその後109円まで戻ったとします。
このままでは10万円分の損失ですがナンピンすることで含み損をなくすことが可能です。
1円下落するごとに1ロット買い増しするとしましょう。
その場合{(109-110)+(109-109)+(109-108}×100000=0 となり損失をなくすことができます。
これがナンピンの大きなメリットです。
さらなる利益を獲得できる
また、FXはナンピンをして更なる利益を狙うことも可能です。
先ほど挙げた例で108円の時にあと少しでも買い増しをしていたらトレード全体で利益を出すことも可能です。
買い増しをした後にポジションが戻ってきて損益が0に戻るだけでなく、チャートが伸びてしまえばロットを増やした分大きな利益になるのでナンピンが大成功に終わることもあります。
長期足でチャートの上昇を予想して買い下がったり、逆に売り上がっていけば一気にチャートが動いて爆益を狙うこともできるので、長期足の動きに自信があるポジションであればナンピンは大きなメリットです。
勝率を高められる
ナンピンは負けるはずだったトレードをプラマイゼロ、さらには勝ちに変えることのできる手法です。
そのためナンピンをすることでトレード全体の勝率を上げることができます。
FXの基本は損失が膨らまないように損切を行うことですがナンピンは含み損を利益に変えられる可能性があるという点でほかの手法とは異なります。
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FXのナンピンのデメリット

FXのナンピンにはもちろんデメリットもあります。
ナンピンのデメリットを把握していなければ、資金が一気に失われることもありえるのでよく確認しておきましょう。
ナンピンのデメリット
①損失拡大のリスクがある
FXでナンピンをすることで損失拡大のリスクが上がるのは大きなデメリットです。
そもそも自分の現在のポジションが含み損を起こしている状態なので、ナンピンをして更にチャートがポジションと逆行すると更に損失が広がっていきます。
ナンピンしたところから更に損失が広がった時に、冷静に損切ができなければナンピンをした意味がないどころかマイナスになってしまうので注意が必要です。
②資金管理が難しい
ナンピンは資金管理が難しいです。
そもそもエントリーを持った時のロット数でトレードするべきですが、ナンピンというのは分割でロットを積む行為ですから恐らくナンピンをする人の大半は適正ロット数を超えています。
その状態でロット管理や損失管理をしつつ自分の資金を守っていくのは非常に難しいため、特に初心者の方はメンタル的にも資金管理が難しいのがナンピンのデメリットです。
③メンタル管理が難しい
ナンピンは基本的に含み損が大きい状態で更にロットを追加するため損失の拡大スピードが加速する行為なので、メンタル管理が非常に難しいというデメリットがあります。
戦略的にナンピンができていれば良いですが、損失が出て焦った状態で冷静に根拠を持ったFXトレードができなくなり無駄なエントリー・決済が増えて不必要な損失が増えてしまうパターンが多いので、ロット管理や損失の許容額を考えながらナンピンするのは難しいです。
特にFX初心者であれば含み損や含み益で一喜一憂してしまうので、冷静ではないときのナンピンは危険なので注意しましょう。
④強制ロスカットの恐れがある
ナンピンは分割で何度もある程度のロットを追加していく手法になるので、急に相場が大きく動いたときに一気に資金が減って最悪ロスカットが発生してしまうことも考えられます。

国内FXでは、口座資金がマイナスになった場合「追い証拠金」という追加の入金が必要になる場合があるので注意が必要です。
参考までに実際にナンピンをして強制ロスカットになってしまったパターンをご紹介します。

これはドル円の上昇トレンドで、天井と判断し逆張りショートを重ねてしまった場合のポジションです。
そろそろ下がってもいいだろうとトレンドの波に逆らって逆張りショートを続けるとこのような事態になる恐れもあります。
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⑤スワップポイントによる損知るか出る可能性がある
FXにおける2国間の金利差の調整額を「スワップポイント」と呼び、金利の安い通貨を売り、高い通貨を買うことで毎日スワップポイントが得られますが、ナンピンでスワップポイントの損失が膨らむ可能性もあります。

例えばトルコリラ円のショート(売り)をナンピンした時、トルコリラは高金利通貨になるのでスワップポイントはマイナスになり、ポジションを保有しているだけで大きな損失を生む可能性もあるので注意が必要です。
スワップポイントにも気を付けながら資金管理を行いましょう。
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FXのナンピンの注意点

これからFXでナンピンする際の注意点を解説します。
ナンピンをやってみたいけど自分に向いているか分からない方や、ナンピンをする際に不安点を打ち消しておきたい方は確認しましょう。
①ナンピンはFX初心者におすすめできない
ナンピンはエントリーポイント・決済・損切のタイミングなどを徹底的に管理しないと成り立たない手法です。含み損がある時点で更にポジションを追加するため、初心者では難しい部分が多いので注意しましょう。
初心者が陥りがちなのが、含み損が増えたところで慌ててナンピンをするパターンです。この場合、運任せのトレードになってしまう危険性が高いです。
ナンピンしたいと思った時は、素直に損切りするようにしましょう。損失確定は心が痛いでしょうが、またエントリーポイントを探したり、ドテン(決済後に逆のポジションを持つこと)しても良いので、冷静になってからポジションを持つことをおすすめします。
②さらなる損失が出る可能性がある
ナンピンとは同じ方向性でポジションを追加する行為なので、自分の思い通りにチャートが戻れば非常に大きな利益が出る可能性がある反面、その逆が起こり得る事も考えられます。
後述しますが、ナンピンをしているポイントがレンジ相場の中であればチャートが戻っていく可能性もありますが、トレンドに入ってしまっている場合は注意が必要です。
チャートが戻ってくるかは長期足のテクニカル分析を行った上で判断し、自分の予想と違う場合はすぐに損切りを行いましょう。FXのナンピンで大きな利益を生むためにはその部分の見極めも必要です。

③損切を徹底する
ナンピンの記事で損切りと聞くと違和感があるかもしれませんが、ナンピンをする方にこそ損切りの徹底はおすすめします。
ナンピンで含み損が膨らんだ状態だと、チャートが戻ってくるんじゃないか、含み損を確定させたくないという心理が邪魔をしてきますが、強制ロスカットになってしまう可能性もあるナンピンにおいてこの考えは危険です。
自分で損切りできない時は、あらかじめストップロス(損切りポイント)を設定することで自動で損切りされるので、必ずストップロスを入れておく事をおすすめします。

④トレンドに逆張りしない
ナンピンのポジションを持ったところから逆にトレンドが伸びてしまった場合、含み損が悲惨なことになる可能性が大きいので、トレンド中でポジションを持つことはおすすめできません。
特に長期足のトレンドは非常に強く、逆のポジションを持って含み損が伸びる場合は、含み損が更に膨らむ可能性が高いので、エントリーの際はトレンドに乗っているのかレンジ相場なのかを見極める必要があります。
もしトレンドの逆のポジションを持ってしまった場合は、ナンピンではなく損切りし、新たなポジションを探していきましょう。
⑤根拠を持ってナンピンする
ナンピンを利益を増やす為の手法として扱うためにはエントリー・損切り・利確のあらゆる面での根拠が必要です。
根拠のないナンピンはただのギャンブルになってしまうので、もし根拠なくナンピンをしてしまっていたら自分のエントリーに対する根拠を明確にするためにトレードノートなどを利用してトレードの記録を残していくことをおすすめします。
判断基準となる自分なりのトレードルールを確立させておくことが大切です。

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FXのナンピン最強必勝法
ナンピンでFXで勝つための方法を紹介します。
これらを実践することでFXの勝率を上げることができるでしょう。
資金管理を徹底する

ナンピンはすでに含み損を抱えた状態からポジションを保有するため損失がさらに膨らんでしまう可能性があります。
そのため、レバレッジやロット数を適切に管理しながら行う必要があります。
資金管理の方法としては事前に損切りルールやレバレッジ、ロット数、使う金額などを決めるなどがあります。例えばナンピンに使う金額の決定方法としては資金の2%までなどのルールです。

ボラが低い通貨で取引
ボラとはボラティリティの略で値動きの激しさを表します。ボラティリティが高いとは値動きが激しいという意味です。
そのような通貨は値動きを予測するのが非常に難しく、予測が外れた場合ナンピンをしていたら予想外の大きな損失を抱えてしまうかもしれません。
そのためナンピンはボラティリティが低い通貨でやることををおすすめします。
一般的にドル円などの取引量が多くメジャーな通貨はボラティリティが低いことが多いです。
低レバレッジ
ナンピンをしているときに必要証拠金が足りなくなりロスカットされてしまっては元も子もありません。
FXではレバレッジが高いほど証拠金維持率が下がりロスカットされやすくなります。よってナンピンをするならレバレッジが高い業者を選んだほうがいいということです。
FXGTはカスタムレバレッジ採用で自分でレバレッジを決められるためこうりつてきにナンピンできます。
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トレードルールを決めておく
ナンピンは心理的プレッシャーが大きく、ほかのトレード手法と比べても感情に振り回されたトレードになってしまう可能性が高いです。
感情に任せたトレードで損しないように事前に決めたトレードルールにのっとって取引しましょう。
必ず決めておくべきことは利確、損切のタイミングとナンピンの間隔です。
投資額のバランスを見る
ナンピンで損失をなくそうと思ってエントリーを繰り返すうちに資金が予想以上に減ってしまう可能性があります。
エントリーする際はそのエントリーに根拠はあるか、成功する自信があるかを確かめてからエントリーし、ポジションを持ちすぎないようにしましょう。
少額から始める
まだFXになれない頃は必ず少額でエントリーしましょう。いきなり大きいロット数で利益を得る可能性もありますが、失敗する可能性が高いため少額で始めることをおすすめします。
少額でなら損失もあまり大きくなく、より多くの経験を積むことができます。
少額でのナンピンに慣れてきたら少しずつ額を大きくしてより多くの利益獲得を目指しましょう。
ナンピンにおすすめのFX会社の特徴
ナンピンは使いようによっては非常に強力な武器になるので、ナンピンができるようなFX会社を選ぶことが何よりも重要です。
以下でナンピンができるようなFX会社の特徴を解説するので、参考にしながら自分に合ったFX会社を探しましょう。
①最低取引単位が少ない
まず、ナンピンは大きなロットを張って行うべきでは無いので、最低取引単位が少ないFX会社で取引を始めるべきです。
国内FX口座では1万通貨以上の取引単位からしかFX取引できませんが、FXGTをはじめとした海外FX会社では少ないロット数からでもFX取引できます。
口座タイプもよっても最低取引単位は異なります。例えばFXGTのミニ口座はほかの海外FX会社よりも低いロット数で取引できます。
少ないロットのナンピンであれば、資金にはよりますが長期での保有ができるので充分損失を取り返すことは可能です。
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②ロスカットレベルが低い
FX会社によってロスカットレベルは様々ですが、海外FX会社はロスカットレベルが低い傾向にあります。FXGTではスタンダード口座・ミニ口座のロスカットレベルが20%なので、ナンピンで強制ロスカットになる心配はほとんどありません。
特に小額であればロスカットとゼロカットの差があまりないくらいの水準の低さの為、小額から大きな利益を狙うためにナンピンしても自分の裁量で損切りができるので非常に大きなメリットがあります。
特にナンピンのようなギリギリのロスカットレベル・資金力で勝負する手法にはもってこいなので、口座開設する際にロスカットレベルがどの程度かはチェックしておきましょう。
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ナンピンはリスク管理を徹底することで成立する
ナンピンは資金管理やロット管理・損切の位置など細かな管理を徹底していけば強力な手法として成立します。ただし、初心者の方やメンタル的に含み損の状態に耐えられない方にはおすすめできません。
冷静な状態でトレンドラインや並行チャネルを認識したうえでポジションを持ち、余裕がある状態ならナンピンをしても良いですが、たいていの場合は焦って行うから危険な手法と言われているのが実際のところです。
小額からでもFXを始められて、一気に資金を増やしていきたい方にとってはナンピンは非常に強力な手法になっており、実際に専業トレーダーの方でもナンピンをする場合もあるので、気になった方は口座開設をしてFX取引を始めてみましょう。
- ナンピンとは、ある通貨を売買して含み損が出ている状態で、更に買い増し・売り増しをすること
- ナンピンをすることで含み損を解消やさらなる利益の獲得にも期待できる
- ナンピンをする際はナンピンをする際はトレードルールの順守と十分な資金管理、ロスカット水準など業者ごとの特徴を理解することが大切
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