テクニカル分析は意味がない?メリットやおすすめの分析方法を徹底解説!

FXの相場を分析する手段には、ファンダメンタル分析テクニカル分析があります。

ファンダメンタル分析とは、各国の金融政策や経済指標、政治情勢、要人発言などを基に相場を読み解く方法です。中長期的な値動きの方向性を見極めやすい一方で、短期的な価格変動の判断にはやや不向きという側面があります。

一方で、テクニカル分析とは過去の値動きを基に未来の値動きを予測するという分析方法です。過去の値動きをグラフ化したチャートを使うため、勘や運での取り引きを防ぐことができ、経済的な知識も必要としません。しかし、過去のデータを基にしている分、突然の出来事に対応できない、売買が少し遅れるなどのデメリットがあります。

テクニカル分析はFXだけではなく、株式、先物取引などの取り引きでも利用されます。

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目次

テクニカル分析が意味がないと言われる理由

FXをする上でファンダメンタル分析を中心に行っている方は、「テクニカル分析なんて意味がない」と言いがちですが、その理由はさまざまです。

ここでは、FXでテクニカル分析が意味ないと言われる主な原因を紹介します。

相場の動きはランダムだから

為替相場や株式相場の値動きは予測できないことを表すものとして、数学的な根拠に基づいたランダムウォーク理論というものが存在します。

この理論では、金融市場の値動きは常にランダムであり、価格が上がる確率も下がる確率も50%であるとされています。専門家が高度なテクニカル分析を用いて運用した結果と、ランダムに売買を選んだ人の運用結果はさほど変わらないというものですこれがテクニカル分析を意味がないという人の根拠になっています。

ただ、現状としてテクニカル分析を用いて継続的に大きな利益を出しているトレーダーもかなり多く存在するため、ランダムウォーク理論が100%正しい理論であるとは言い切れません。

科学的な根拠が一切ないから

FXのテクニカル分析には、科学的な根拠が存在しないため、意味がないと言う主張があります。

例えばトレンドラインは、結果が出た後に後付けで引かれているというものです。そして、テクニカル分析が有効ならば「なぜトレンドラインを将来に対して引かないのか?」という意見が多く存在します。

結論、テクニカル分析で過去の値動きからしっかりと分析することは可能ですただし、テクニカル分析はあくまでも統計的に期待値を探すことに長けているのであって、数式を用いたりして100%こうなるとは断言できないのです。

効率的市場仮説

効率的市場仮説は「FXや株式などの価格は、あらゆる情報を基に効率的にあろうとするはずだ」という仮説です。金融商品は常に適正な価値を示しているため、投資家はFXや株式を安く買うことも高く売ることもできず、相場予測による高収益の獲得は不可能とする考え方です。

例として、ある株を100円で買って120円で売った場合、20円儲かったように見えますが、この仮説では価格は常に適切な価値を示しているという点で価値が高い・低い、上がる・下がるというものがなく、金融商品で儲かるという概念自体に意味がないという状態です。

しかし、これもあくまで仮設の段階でしかなく、証明されていないのが現状です。

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テクニカル分析におけるメリット

ここまで、テクニカル分析が意味がないと言われる理由について紹介してきましたが、テクニカル分析は古くから投資家の間で活用されていた手法です。古くから使われているのには理由があるのです。

ここでは、テクニカル分析のメリットについて解説していきます。

トレンドを知れる

テクニカル分析を行えばトレンドを視覚的に把握できます。また、テクニカル分析は過去の相場変動だけでなく、現在のタイムリーなトレンドをしっかりと視覚的に把握できるのが良いポイントでです。

トレンドを視覚的に把握することで今後相場がどう変動していくかを予想しやすくなります。

また、基本的にトレードを行う際は4時間足以上の長期の時間足でトレンドを判断するようにしましょう

期間が短い下位足のみを見てトレードを行ってしまうと、主要なトレンドとは逆のトレンドでトレードをしてしまう可能性があります。

エントリーのタイミングを決められる

テクニカル分析を行う大きなメリットとして買い時・売り時のエントリーポイントを明確にできるというものです。その中でも多くの投資家が注目しているポイントをしっかりと把握できればより稼げる可能性を高くすることができます。

なぜなら投資家が注目するポイントは売買が盛んにおこなわれるため相場が動きやすいのです。

また、エントリーポイントを決めることでエントリーすべきか迷う必要がなくなります。

損切りしやすくなる

テクニカル分析を行う事で損切りのチャンスを逃さず損失をおさえることができます。

トレードをする上では損失を少なくすることが最も大事であるという点で、テクニカル分析は買い時・売り時をより正確に把握しやすく、結果的に損切りのラインを把握しやすいという特徴があります。

つまり、テクニカル分析は損失を抑える上で大事な道具になるのです。

トレードの再現性が高い

再現性の高さはテクニカル分析の大きなメリットです。

テクニカル分析自体が過去の相場分析を基にしてるという点で、統計的に過去の似ている相場と現在の相場が同じ状態になる可能性は高いです

テクニカル分析の基礎を理解していれば、機関投資家などを逆手に取れる場合があります。

また、自身のトレードで買いや売りを決めたタイミングの根拠を明確にし、改善するすることで、さらにトレードの再現性を高められます。

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テクニカル分析の注意点

ここまでの解説で、テクニカル分析には多くのメリットがあることが分かったと思います。

しかし、注意しなければならないポイントがあり、注意すべき点を把握することが、テクニカル分析を用いたトレードの勝率を上げることに繋がるのです。

ここでは、テクニカル分析の注意点について解説します。以下を守らなければテクニカル分析を活用しても意味がないので、注意しましょう

テクニカル分析だけでは勝つことが難しい

テクニカル分析は過去のデータを基にして将来を予測していますが、市場は予測困難な要因によって変動することがあります。

例えば、突発的なニュースや出来事が市場に影響を与えることがあるため、これらをテクニカル分析だけで予測するのは難しいです。実際にテクニカル分析が毎回あたる訳ではなく、テクニカル分析をしたものの負けてる人もたくさん存在します。

その点、テクニカル分析のみにこだわり過ぎるのは賢明な判断とは言えず、意味がないでしょう。そのため、テクニカル分析だけでなくファンダメンタル分析も活用しましょう。

複数のテクニカル指標を掛け合わせ過ぎると良くない

過度な情報やテクニカル指標の使用は、トレードの判断を複雑にし、逆に混乱を招くことがあります。複数のテクニカル指標を組み合わせて分析すると、一つの指標が示すシグナルが他の指標のシグナルと矛盾している場合にはどの情報を優先するかの判断が難しいです。

複数のテクニカル分析を使用すると、エントリーポイントを絞り込むことが難しくなります。また、結果としてトレードの頻度が増え、過度なトレードや過剰取引につながってしまいます

そのため、自分の取引スタイルや戦略に合わせて、使いやすいテクニカル指標をいくつか絞って使用することを推奨します。

損切り額を決めておくべき

マーケットは予測不可能な変動を起こすことがあるため、あらかじめ損切り額を決めておく事で急激な価格変動や市場の予想外の反応による過度な損失を防げます。

また、損切り額を決めておくことは、感情的なトレードを無くすことにも効果的です。

あらかじめ、損切り額を決めておくということは長期的にFXをトレードをする上でも重要な施策となるでしょう。

短期足だとテクニカル指標が効きにくい

テクニカル分析はあくまでも中長期的な相場の分析が基本であり、短期足の相場をテクニカル分析で行おうとすると少し精度が落ちるという側面があります。

また、経済指標発表時などのファンダメンタル的な要因で相場が変動している場合も多々あり、その場合は短期足でテクニカル分析を使う事は難しいです。

短期足では価格の変動が速く、小さな価格変動もチャート上に現れるため、市場での無作為な価格変動が大きな影響を与える可能性があります無作為な価格変動の多さによって、正確なトレンドやパターンの識別が難しくなる場合があります。

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テクニカル分析は意味ないと感じた時の原因と対処法

他の分野と同様に、テクニカル分析にも陥りがちな失敗例が多く存在します。典型的な失敗例を知っておくことで、同じような失敗を防ぐことができます

そこで、ここではテクニカル分析を用いたトレードでの考えられる代表的な原因と、その対処法について解説していきます。

表示しているテクニカル指標がマイナーである

テクニカル分析は多くの投資家が意識しているポイントで機能を発揮しやすいという点でマイナーなテクニカル指標よりもより多くのトレーダーが使っているメジャーな指標を使う方が利益を出しやすいと言われています。

マイナーなテクニカル指標だともともとそのテクニカル指標を使っているトレーダーが少ないため、その指標を根拠にエントリーする人が少ないのです。

信頼度が高くないため、マイナーよりもメジャーなテクニカル指標を使った方が良く、裏を返せばメジャーな指標は多くのトレーダーが利用しているという点で信頼度が高いということです。

また、マイナーな指標は実証データが少なく、過去のデータを元に相場の予測をするテクニカル指標として信頼性が低くなります。FXは大衆心理で動くため、メジャーなテクニカル指標を基に相場を分析する方が、当たりやすいです。

メジャーなテクニカル指標である、ボリンジャーバンドやトレンドライン、移動平均線などを使用して、相場を分析しましょう。

テクニカル指標を掛け合わせすぎている

テクニカル指標が多ければ多いほど良いわけではないし、掛け合わせる事で逆に見ずらくなってしまう事もあります。また、複数のテクニカル指標を使うと同じタイミングでも売りと買いの正反対の指標を指す場合があるため、注意が必要です。

テクニカル指標にもそれぞれ得意な相場や苦手な相場があり、その指標がどの相場に対してあっているのかを見極めるのがポイントになってきます。

多くのポジションを持ちすぎている

FXにおいて、ポジションとは買い残高と売り残高のどちらかが多いを表す用語です。

テクニカル分析を行う上で、機能する全てのポイントでエントリーしたり、複数の通貨ペアで取引を試みると、混乱してしまいます。

また、トレーダーがどれだけの量を「買い」または「売り」のポジションを持っているのかを示す、ポジション比率と呼ばれる指標も市場の流れやトレンドを予測する上で有益な情報になってきます。

全てのポジションの管理を行うのはとても難しいという点でポジションは持ちすぎずに絞り、より優位性が高いところでエントリーしていくことが大事です。

トレードルールに沿ったトレードができていない

FXではトレードルールに則った取引をすることが勝率を上げる近道になります。この理由は、ルールを守ることはトレードの再現性を高めることに繋がるからです。

トレードルールとは自分で定めたエントリータイミング・ロット数・損切りのタイミングなどを指します。

これらのトレードルールを守らないと、テクニカル指標を活用していてもFXで勝つことは難しいです

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おすすめのテクニカル指標3選

テクニカル分析には多くの指標が存在します。既に解説した通りテクニカル指標を掛け合わせすぎたり、マイナーな指標を使ったりすることが失敗の一因になっています。

ここでは、おすすめのテクニカル指標を紹介したいと思います。

特に初心者の方は、以下で紹介する指標からテクニカル分析を始めるのがおすすめです

移動平均線

移動平均線(Moving Average)は、テクニカル分析における主要な指標の一つで、一定期間の価格データを平均してプロットした線のことを表します。価格の変動を平滑化し、トレンドや方向性を把握することができます。

チャートを見た時に、直近の移動平均線が交わらず綺麗な弧を描いていると強いトレンドを表していることになります。

移動平均線を用いた売買のタイミングを測る指標として、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」というものがあります。

移動平均線についての説明イラスト

「ゴールデンクロス」とは、短期の移動平均線が中期の移動平均線を下から上にクロスしたタイミングが買いのサインであるというものです。

「デッドクロス」とは、短期の移動平均線が中期の移動平均線を上から下にクロスしたタイミングが売りのサインであるというものです。

また、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」の両方に共通して、短期の移動平均線と中期の移動平均線の交差の角度が緩やかであれば弱いサインであり、信頼度が低いため注意が必要です。一方で、交差の角度が急だと信頼度は高いです

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水平線

水平線についてのイラスト

テクニカル分析において価格チャート上に引かれる、特定の価格レベルを示す水平な線のことを表します。水平線は価格のサポートやレジスタンスのレベルを示すために使用され、市場参加者が意識している価格を知ることができるため、トレードの判断やエントリーポイントの特定に役立ちます。

基本的には同じ価格で反発している箇所が多い水平線が最も意識されるため、まずはチャートを見て価格がたくさん反発しているところを探すのがよいでしょう。

ただし、同じ水平線が長期間にわたって機能し続けることはなく、時間が経てば反発が起こりにくくなるため、直近で機能している水平線を見極める必要があります。

トレンドライン

トレンドラインについての説明イラスト

トレンドラインとは、価格チャート上に引かれる、価格の方向性を示す斜めの線のことです。

この線は、上昇トレンドであれば安値同士、下降トレンドであれば高値同士を結ぶことで引かれます。トレンドラインは、現在のトレンドの勢いや方向性を視覚的に把握するのに役立ち、サポートやレジスタンスとして機能することがあります。

サポートとはトレーダーが買いを考える、レジスタンスとは売りを考える目安となる水準のことです。

他のトレーダーも意識していることが多いため、トレードの判断やエントリーポイントの特定に役立ちます。

トレンドラインが引くことができるチャートではそのトレンドラインが再度反発する可能性が高いため、エントリーする目安になります

ただし、トレンドラインもずっと反発が起きるわけではなく、いつかはブレイクするため、しっかりとブレイクした時に備えて、損切りの基準を決めておくことが大事です。

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テクニカル分析に関するよくある質問

テクニカル分析に関するよくある質問について解説します。

テクニカル分析は意味ない?

結論、意味はあります。テクニカル分析を用いることで、トレンドを知れたり、損切りのタイミングなどを決めるのに役立ちます。一方で、テクニカル分析が意味ないと言われる理由には「相場の動きはランダムであるから」、「科学的な根拠が一切ないから」、「効率的市場仮説」などが挙げられます。

最も幅広く使われているテクニカル分析は?

最も広く使われているテクニカル分析のひとつは移動平均線です。そのなかでも、期間の異なる2本の移動平均線を用いた「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」という判別方法が一般的です。移動平均線は汎用性の高さが魅力です。

FXだけでなく、株価や仮想通貨などでも使える?

テクニカル分析は過去のチャートの動きを基に将来の価格を予測するものであるため、当然のように株価や為替などでも使用することができます。

他にどんなトレード手法があるの?

本記事で紹介した「移動平均線」、「水平線」、「トレンドライン」以外にも「出来高移動平均線」、「サイコロジカルライン」など多く存在し、自身にあった方法を見つけることが重要です。

ファンダメンタルズ分析との違いは?

冒頭でも解説しましたが、過去のチャートの動きを基に将来の価格を予想するのがテクニカル分析です。対して、ファンダメンタル分析ではそれぞれの企業の業績や景気動向を基に将来の価格を予想します。

テクニカル分析を学ぶ方法は?

当サイトを始め、YouTubeなどの多くのメディアで学ぶことができます。より詳しく学びたい人は書籍を活用することもおすすめです。

テクニカル分析が意味ないと言われる理由は?

理由は、相場の動きがランダムで読みづらいこと、テクニカル分析自体に科学的根拠がないこと、効率的市場仮説を信じてる人がいることの3点です。

テクニカル分析を駆使して利益を増やそう!

ここまで、テクニカル分析のメリットや注意点などを解説してきました。

テクニカル分析には様々な手法がありますが、まずは本記事で紹介したテクニカル指標を用いるのがおすすめです。

そして、実際のトレードを繰り返すことでそれぞれの手法の向き不向きを理解することができ、自分にあった手法を見つけられます。

この記事のまとめ

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